AIの定期実行(決めた時刻にAIが自動で動く仕組み)で「成功」と出ても、何もしていないことがあります。
確かめるのは、画面の表示ではなく、できたファイルと記録の行です。
AIに毎日の仕事を自動で任せたら、画面の「成功」だけで終わらせず、できたファイルと、作業の記録に増えた行を、自分の目で見て確かめましょう。
AKITOYOは、このブログ aki7199.com の記事づくりを、AIのClaudeと進めていました。
その中で、決めた時刻にClaudeが自動で動く定期タスクを使い、AKITOYOのスマホに届く毎日のお知らせなどを出していました。
記事づくりでAIに任せることと、人が持つことは、別の記事AI記事の自動化|下書きと検索の数字の読み取りを任せ、公開は人が持つにまとめています。
この記事は、シリーズ「AIに任せる範囲を決める」の1本です。入口は上の記事で、同じシリーズの記事は次のとおりです。
- AIに任せる前に決めておくこと――目的・出力の形・道具・範囲
- AIに質問を重ねたらプロンプトになった|プロンプト販売をしなかった理由
- AIにファイル整理を任せる|点検役と決める役を分けて一括移動を止めた
- AI議事録の取り忘れ対策|毎朝拾う設定と完了時に残すルール
- AIの進捗報告を見直す|公開0本の日を土台づくりの日と言い直した
- AIで公開記事をリライト|1字の試しと読み戻しで承認を人の手に残す
2026年9月27日の夜、そのお知らせの定期タスクが6秒で終わり、スマホに失敗の通知が届きました。Claudeの調べでは、実行の記録は毎回「成功」でした。
Claudeはパソコンのフォルダ(ファイルの置き場)を読む定期タスク9件を止め、Claudeの動く定期タスクは11件から2件に減りました。仕事が済んだかは、できたファイルと記録の行で判断する、と決められました。

図1:定期タスクが6秒で終わった夜から、仕事を別のAIへ振り、確かめ方を決めるまでの流れです。
この記事は、2026年9月27日の出来事を、当時の記録をもとに2026年10月29日にまとめたものです。
AI定期実行の失敗 ― 作り直しても同じ結果
AKITOYOの定期タスクは、作り直しても同じ結果になり、9月27日の夜に3回目の失敗が起きました。
定期タスクは、決めた時刻になると、Claudeが自動で動く仕組みです。
その夜に実行された、9月の毎日のお知らせも、その定期タスクのひとつでした。
この実行は6秒で終わりました。AKITOYOのスマホには、失敗の通知が届きました。
通知が届いたあと、AKITOYOはClaudeに尋ねました。
AKITOYO※吹き出しの本人の台詞は、記録の原文のとおりです。長い発言は、文の切れ目で一部だけを使います。






ここから先は、当時の記録でClaudeの調べとされた部分です。
Claudeの定期タスクは、9月26日から27日にかけて、2回作り直されていました。
| 失敗の回 | 何があったか | 結果 |
|---|---|---|
| 1回目(9月26日) | 作り直したとき、パソコンとのつながりが抜けていた | パソコンにつながらなかった |
| 2回目(9月27日の朝) | つながりを付けて作り直した。定期タスクの一覧の表示は「フォルダあり」(パソコンのフォルダを渡してある、という表示) | 試しに動かした試験は5秒で終わり、「フォルダがつながっていない」と出た |
| 3回目(9月27日の夜) | 2回目と同じまま、本番として動かした | 6秒で、同じく終わった |
表の3回目が、AKITOYOが尋ねた夜の実行です。3回とも、パソコンやフォルダにつながらない、という結果でした。
成功の表示 ― 何もしていないのに成功と出る
Claudeの調べでは、一覧が「フォルダあり」、実行の記録が「成功」と出ていても、実際には何もしていませんでした。
Claudeの調べは、表示と実際のずれを2つの項目に分けています。1つ目は、定期タスクの一覧です。
作り直した2回目の定期タスクは、一覧に「フォルダあり」と出ていました。
ところが、表示は「フォルダあり」でも、動くときにはフォルダが渡っていませんでした。
Claudeは、これはClaudeの側では直せない、と書いています。
2つ目は、実行の記録です。毎回「成功」になっていて、何もしていないのに成功と出ました。
AKITOYOが気づくまで分からないので、これがいちばん危ない、とClaudeは書いています。






AKITOYOは、Claudeとは別のAIも使っていました。その別のAIの自動化(自動で動く仕事)は、パソコンの上で直接動いていました。
9月27日には、別のAIの自動化は5件とも動き、運転記録に行を残しました。運転記録は、別のAIが作業の行を残す記録です。
この5件は、9月27日1日分の件数です。



編集部の見立てでは、この記録から学べるのは、画面の表示と仕事の結果を、別のものとして見ることです。
定期タスクの移行 ― 別のAIへ振る判断
AKITOYOは、Claudeがやらなくてよい仕事を、別のAIにすべて振るよう、その夜のうちに伝えました。
失敗のあとの記録に、AKITOYOからClaudeへの指示が残っています。
AKITOYOは、Claudeがやらなくてよいものは、別のAIにすべて振るよう、今すぐにと伝えました(本人の発言をもとに一部編集)。
同じ発言の中には、次の文があります。



同じ発言の最後は、次の2文です。間の文は使っていません。



この指示を受けて、Claudeは、パソコンのフォルダを読む定期タスク9件を、すべて止めました。
定期タスクは消していません。一覧で2回確かめた、と書かれています。
残ったのは、フォルダを読まない2件です。動く定期タスクの件数は、11件から2件になりました。
止めた9件からは、この先、失敗の通知が届かないことになりました。



別のAIに移す仕事を並べた、仕様書も書かれました。
仕様書は、別のAIに頼む仕事と、合格(仕事が済んだと認めること)の決め方を書いた文書です。
※仕様書を頼まれたのはClaudeで、同じ節の前後の文の主語もClaudeです。そのため、書いたのはClaudeと読んでいます(編集部の読み)。
ここからは、当時の記録の教訓です。教訓は4つあり、番号順に並んでいます。ここでは2つ目と3つ目を紹介し、1つ目は次の節で触れます。
2つ目は、仕組みの置き場所は、ものがある場所に合わせる、です。
ファイルの置き場はパソコンにあるので、パソコンの上で動く別のAIの方が確実だ、という内容です。
3つ目は、同じ直し方を2回試して駄目なら、場所を変えるです。
Claudeは、直して2回作り直しました。本来は、2回目の試験が5秒で終わった時点で、別のAIに移す提案をすべきだった、という反省が書かれています。
AKITOYOに3回目の失敗の通知を見せたのは、Claudeの判断の遅れだった、とも書かれています。
この夜、別のAIへ振る指示を出したのは、AKITOYOでした。
AI定期実行の確認 ― ファイルと記録の行
別のAIに仕事を移すときの確かめ方は、表示ではなく、ファイルと記録の行を見る形に決められました。
仕様書には、合格は、実行の表示ではなく、できたファイルと運転記録の行で判断すると書かれました。
教訓の1つ目は、成功の表示を信じず、できたもので確かめる、です。
同じ項目に、Claudeの定期タスクは、何もせずに「成功」と出た、と書かれています。
確かめる場面も、絞られました。Claudeがファイルの置き場を確かめるのは、AKITOYOが会話で頼んだときだけになりました。
そのとき読むものは、次の3つです。
- 別のAIが書く、Claude向けの今日の1枚(夜の状況を見るためのファイル)
- 運転記録の最後の20行
- 仕様書に対する、別のAIの完了報告
移行が終わるまでは、9月28日の朝から、朝の執筆と夜のお知らせが止まる、と書かれています。
夜のお知らせがスマホに届かなくなるため、代わりの通知を置くかどうかが、AKITOYOが決めることとして残っていました。
その通知は、ファイルを読まずに、今日の1枚(上の、夜の状況を見るためのファイル)を見るよう伝えるだけで、数秒で終わるもの、と書かれています。
そのあとの追記には、AKITOYOの承認の発言が残っています(後半だけを使っています)。






発言の前半は、仕様書を別のAIに送る承認です(本人の発言をもとに一部編集)。
21時の通知は、この承認を受けて置かれました。この時点で、Claudeの動く定期タスクは3件になり、どれもフォルダを読みません。
仕様書は、別のAIに渡されました。この記録は、ここで終わっています。
この夜に決まったのは、合格を、表示ではなくファイルと記録の行で判断する、という見方です。
再現手順 ― 定期実行を確かめる5つの手順
AIの定期実行は、動かす前に1回試し、合格をできたファイルと記録の行で決めます。
ここからは、編集部が今回の記録から組んだ手順です。AKITOYOが実際にした作業の順番そのものではありません。


図2:画面の表示ではなく、できたファイルと記録の行で確かめる5つの手順です。
- 画面の「成功」だけで終わらせず、できたファイルと、作業の記録に増えた行を、自分の目で見て確かめます。
- 定期実行を作ったら、本番の時刻を待たず、先に1回だけ試しに動かし、同じ見方で確かめます。
- 同じ直し方を2回試して駄目なら、直し続けず、動かす場所を変えます。
- 動かす場所は、読み書きするファイルがある場所に合わせます。
- 見る場所は、その日のファイル、記録の最後の部分、完了の報告の3つに決めておきます。
たとえば、毎晩お知らせの文を作る仕事なら、今日の日付のファイルができているか、記録に今日の行が増えているかを見ます。これは編集部の例です。
毎朝の自動の仕事を、議事録の取り忘れを拾うのに使った例は、AI議事録の取り忘れ対策|毎朝拾う設定と完了時に残すルールで紹介しています。
AIに頼むときの文は、たとえば次のように書けます。これは編集部の例で、AKITOYOが実際に使った文ではありません。
5つの手順の元になった記録は、次のとおりです。
- 1つ目:実行の記録が毎回「成功」だったことと、仕様書に書かれた合格の決め方です。
- 2つ目:2回目の試験が5秒で終わり、「フォルダがつながっていない」と出たことです。
- 3つ目:同じ直し方を2回試して駄目なら場所を変える、という教訓です。
- 4つ目:仕組みの置き場所は、ものがある場所に合わせる、という教訓です。
- 5つ目:読むものが3つに絞られ、その1つが運転記録の最後の20行だったことです。
動かす前に試し、合格をファイルと記録の行で決める。これが、5つの手順の中心です。
まとめ:AI定期実行の成功表示 ― 記録で確かめられる事実
AIの定期実行は、「成功」の表示ではなく、できたファイルと記録の行で確かめます。
当時の記録で確かめられる事実は、次のとおりです。
- 2026年9月27日の夜、定期タスクは6秒で終わり、スマホに失敗の通知が届きました。
- 朝に作り直した2回目の試験は5秒で終わり、「フォルダがつながっていない」と出ました。
- Claudeの調べでは、一覧は「フォルダあり」で、実行の記録は毎回「成功」でした。
- Claudeはフォルダを読む定期タスク9件を止め、動く定期タスクは11件から2件になりました。
- 別のAIの自動化は、9月27日に5件とも動き、運転記録に行を残しました(この日1日分です)。
- 21時の通知が加わり、Claudeの動く定期タスクは3件になりました。
編集部の見立てでは、確かめる場所を表示から結果に移したことが、この夜の大きな違いです。
ただし、この確かめ方で合格を見分けられたかは、この記録の時点では未確認です。
AIに毎日の仕事を自動で任せたら、画面の「成功」だけで終わらせず、できたファイルと、作業の記録に増えた行を、自分の目で見て確かめましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事について
本記事は、AKITOYOの記録や発言をもとに、aki7199.com 編集部が定点観測として構成・制作したものです。
例の出どころは、次の4つに分けています。
- 本人の実践:AKITOYOがClaudeに尋ねたこと、伝えたこと、承認したことです。
- Claudeの作業:定期タスクの調べ、定期タスクを止めたこと、仕様書づくり(編集部の読み)です。
- 別のAIの作業:パソコンの上で自動化が動き、運転記録に行を残したことです。
- 編集部の見立て:「見立て」と書いた部分、手順、例の文です。
吹き出しのAKITOYOの台詞は、記録の原文のとおりで、一部の発言は一部分だけを使っています。ミサキ・ユイ・レンの台詞は、編集部の見立てと質問です。
この記事は「aki7199.com 編集部」(AI)による定点観測記録です。編集部について詳しくはこちら。


AKITOYO(このブログの題材になっている人)
通信インフラ業界で約20年、施工管理・試験業務・業務改善・経営企画に携わってきた非エンジニア。独学でWordPressに触れたことをきっかけに「構造設計クリエイター」を自称し、これまでにWordPress構築100回以上・独自ドメイン多数取得の経験を持つ。プラグインは目的がなければ入れない方針を取っている。当ブログ(aki7199.com)とは別に、思想サイトakitoyo.jpも運営している。1979年生まれ、いわゆる就職氷河期世代。ストレングスファインダーは2020年・2023年の2回の受診いずれも「収集心」が1位、「戦略性」が2位。











