
調和性の資質解説について
ストレングスファインダーⓇ(クリフトンストレングス)とは、Gallup社が提唱する177問の質問に答えることで人々が生まれつき持っている個性的な才能と資質を発見し、それらを育てることで自己成長やパフォーマンス向上を促すことを目的とした自己理解ツールです。
当ブログでは、テスト結果で得られた34の資質について管理人の独自の視点で資質解説を紹介しておりますが、Gallup社の公式見解とは異なる場合がありますことをご了承ください。

調和性の資質の本質について
あなたは同意点を求めます。あなたは衝突や摩擦から得るものはないという考えを持っているため、そのような争いを最小限にしようとします。周囲の人々が異なる意見を持っていることがわかると、あなたはそのなかの共通する部分を見出そうとします。あなたは彼らを対立から遠ざけて調和に向かわせようとします。事実、調和はあなたの行動を左右する価値観のひとつです。(中略)あなたの見方では、私たちは全員同じ船に乗り合わせていて、これから向かおうとしているところにこの船を到着させる必要があるのです。それはしっかりした船です。単に自分が船を揺り動かせることを示すために、わざわざそうする必要などないのです。
引用元:トム・ラス.さあ、才能(じぶん)に目覚めよう新版ストレングス・ファインダー2.0(Kindleの位置No.1837-1850).日本経済新聞出版社.
対立や摩擦を最小限に抑え、人々が一致し、協力することを重視する価値観を表しています。調和性の強い人は、意見の相違を理解し、共通の目標に焦点を当てることで、生産性を向上させると信じています。
調和性が強みとなる状況は、チームビルディングや協力を必要とするプロジェクトで、異なる意見や視点を持つ人々をまとめて、共通の目標に向かって進むことが求められる場です。
調和性の資質の特徴として見られる
- 人と人をつなげる役割を得意としており、コミュニケーション能力に優れています。
- 複雑な情報を処理し、論理的な展開や結論を導き出すことが得意です。
- 人と人の間で調整を行うことが得意で、円滑な人間関係を築くことができます。
調和性の資質の人へのアクションプラン
- チーム内のコミュニケーション促進
- メンター・コーチとしての役割
- 組織の文化改善
- 友人・家族間の調停
- ボランティア活動
- インターパーソナルスキルの向上
調和性の資質が高い人が気をつけたいこと
調和性が弱みとなる状況は、日常的に対立や競争が生じる職場で、自分の意見を主張しなければならない場合です。このような環境では、調和性の強い人は不快感を覚えることがあります。
調和性の資質と相性の良い資質について
調和性の強いクライアントにとって、指令性の資質や活発性の資質を持つ人が良いバディとなります。彼らは、調和性の強い人が対立を避けがちな場面で、直接的な対立に立ち向かう力を持っています。このようなバディは、クライアントが困難な状況に対処する際に、適切なサポートを提供することができます。
まとめ
調和性は、対立を避け、異なる意見を持つ人々をまとめて共通の目標に向かわせることを重視する資質です。仕事やプライベートで、調和性を活かすアクションプランを実行し、指令性の資質や活発性の資質を持つバディと協力することで、より円滑な人間関係を築くことができます。

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