
指令性の資質解説について
ストレングスファインダーⓇ(クリフトンストレングス)とは、Gallup社が提唱する177問の質問に答えることで人々が生まれつき持っている個性的な才能と資質を発見し、それらを育てることで自己成長やパフォーマンス向上を促すことを目的とした自己理解ツールです。
当ブログでは、テスト結果で得られた34の資質について管理人の独自の視点で資質解説を紹介しておりますが、Gallup社の公式見解とは異なる場合がありますことをご了承ください。

指令性の資質の本質について
〈指令性〉という資質によって、あなたは主導権を握ります。他の人と違い、あなたは自分の考えを他人に強く主張することを苦痛とは感じません。それどころか、ひとたび考えが固まると、あなたはそれを他の人に伝えずにはいられません。そしてひとたび目標が定まると、あなたは他の人をそれに同調させるまで安心できません。あなたは対立に怯えることはありません。むしろ、対立は解決策を見つけるための第一歩であることを知っています。
引用元:トム・ラス.さあ、才能(じぶん)に目覚めよう新版ストレングス・ファインダー2.0(Kindleの位置No.1308-1320).日本経済新聞出版社.
他人を率先して導く能力を表しています。人々は、方向性を示し、一定の方向へ導く人に惹かれる傾向があります。そのため、指令性を持つ人には、存在感やリーダーシップがあります。
指令性が強みとなる状況は、危機や困難な状況で周囲が不安定なときです。その時に指令性を持つ人が率先してリーダーシップを取ることで、他人の恐怖を払拭し、自分が状況をコントロールしていることを納得させることができます。
指令性の資質の特徴として見られる3選
- 新しいアイデアやビジネスモデルを探求することが得意でリスクを取りにいくことに抵抗感がありません。
- 強い個性や独自のスタイルを持っており、周囲に存在感を与えることができます。
- 組織やチームの中で象徴的な存在となり、それをまとめる力を持っています。
指令性の資質の人へのアクションプラン
- プロジェクトが停滞した際に、指令性を活かして活動を再開し、チームをまとめて目標達成に導く
- 組織内で意思決定が求められる場面で、自分の意見を率直に伝え、他人を説得し、方向性を示す
- 新しい取り組みやイニシアチブを立ち上げる際に、リーダーとして率先して参加し、チームを導く
- 友人や家族が悩みを抱えている際に、自分の意見を率直に伝え、解決策を提案する
- 地域やコミュニティで問題が起こったとき、指令性を活かして人々をまとめ、具体的な行動を促す
- 自分が信じる価値観や目標に対して、意見をはっきりと述べ、他人に影響を与える
指令性の資質が高い人が気をつけたいこと
指令性が弱みとなる状況は、他人が威圧感を感じることです。時には、自分の率直さが他人を遠ざけることがあります。そういった状況では、他人の意見を尊重し、適切な距離感を保つことが重要です。
指令性の資質と相性の良い資質について
指令性の資質の人が適したバディは、共感性やコミュニケーションが強い人物です。彼らは、他人の感情やニーズを理解し、関係性を築くことが得意であるため、指令性のあるクライアントの率直さを補完し、柔軟な対応が可能になります。
まとめ
最後にまとめますと、指令性はリーダーシップを発揮し、他人を導く資質です。率直さと自信に満ちた意見表明で周囲を引き付ける一方、時に威圧的に感じられることもあります。仕事やプライベートでのアクションプランを活用し、共感性やコミュニケーションを持つ人とバディを組むことで、資質を最大限に活かすことができます。

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